主な治療法

1.筋膜性疼痛症候群の治療法

(1)エコーガイド下Fasciaハイドロリリース
超音波診断装置を用いてエコー画像を観ながら、生理食塩水を注射して筋膜の病変を剥離していく、筋膜性疼痛症候群の新しい治療法です。

Fascia(ファシア)リリースについて

痛みは、痛み刺激が作用する侵害受容器(知覚神経から末梢に伸びた神経線維の先端)が分布している所でしか発生しません。
ヒトの身体の中で侵害受容器が分布しているところがFasciaです。

「Fascia」に相当する日本語は「線維性結合組織」で、コラーゲン線維や弾性線維などのタンパク質により構成された、中胚葉由来の支持組織です。

Fasciaは、筋膜以外に、靭帯、腱、腱鞘、支帯、関節包、動脈周囲のFascia、傍神経鞘、脂肪体、皮膚の瘢痕などがあり、これらが痛みの発生源となり、Fasciaリリースの対象となります。
このような理由から、「筋膜リリース」という表現を「Fasciaリリース」に改めました。

(2)トリガーポイント鍼療法
鍼を用いた筋膜性疼痛症候群の治療法です。
※東洋医学の鍼治療とは違います。 詳しい違いについてはこちら

(3)ストレッチング
Fasciaリリース、トリガーポイント鍼療法を行った後に、治療を行った筋のストレッチングを併用します。

[適応]
筋膜性疼痛症候群による諸症状(痛み、しびれ感、関節運動障害、筋力低下、自律神経症状など)

エコーガイド下Fasciaハイドロリリース、トリガーポイント鍼療法は自由診療となります。

■初診 6,000円(学割 4,000円)
■再診 4,000円(学割 3,000円)

※学生割引には学生証の提示が必要となります。

エコーガイド下Fasciaハイドロリリース、トリガーポイント鍼療法の治療回数は、患者さん一人ひとりのFasciaの病変の程度、広がりによって、異なります。1~3回で治ることもありますが、経過の長いものでは数回あるいはそれ以上の回数が必要となる場合があ ります。治療は原則として週1回行います。

エコーガイド下Fasciaハイドロリリース、トリガーポイント鍼療法のリスク、副作用については、局所麻酔薬やステロイドなどの薬剤は使用しないため、運動神経の麻痺による脱力や知覚神経の麻痺による感覚障害、アナフィラキシー・ショックなどのアレルギー症状は起こりません。

注射による一般的な副作用として、以下のような症状が起こることがあります。
※ 時に、注射後の穿刺部痛や、血管穿刺による内出血・血腫が起こることがあります。
※治療注射2~3日後に痛みや重だるさ等が出ることがありますが、1週間程度で改善します。
※ごく稀ではありますが、穿刺部からの感染で化膿することがあります。
※ごく稀ではありますが、迷走神経反射による徐脈・低血圧・失神・めまいが起こることがあります。

2.神経ブロック療法

星状神経節ブロック

[適応]
交感神経緊張に伴う不定愁訴
顔面神経麻痺(ベル麻痺、ラムゼイ・ハント症候群)

3.漢方治療

すでに病院にかかり一般的な治療を受けているにもかかわらず改善がみられないものについて、視点を変えた立場から治療を行います。

[適応]
体温の低下や冷えに伴う不定愁訴
風邪、インフルエンザ
虚弱体質、冷え性の体質改善
その他の諸疾患

4.生活指導

筋膜性疼痛症候群
セルフ・ストレッチングの方法や日常生活の過ごし方など、自己管理や再発予防に重点を置いた指導を行います。

その他の疾患についても、必要に応じて適宜行います。

診療時間

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