- (1)下図の18か所の圧痛点のうちの少なくとも11か所に痛みがある。
触診の際、指診により約4kgの荷重をかけ、痛みを感じたものを圧痛点 陽性とみなす。 - (2)少なくとも3カ月間、広範な痛みが続いている。
広範な痛みとは、痛みが体の左側と右側, 腰より上と下,体軸骨格 (頸椎,胸部前方,胸椎,腰)にある場合とします。

なお、これに加えて、検査で異常がないことを確認するため、画像検査や血液生化学検査を行ない、リウマチ性炎症疾患や甲状腺機能低下症などを除外する必要があります。
(参1)Wolfe F, Smythe HA, Yunus MB, et al:The American Collegge of Rheumatology 1990 criteria for the classification of fibromyalgia:report of the Multicenter Criteria Committee. Arthritis Rheum 33:160-172, 1990