症例4

63歳 男性 無職

腰部多裂筋/回旋筋・中臀筋による腰痛を治療中の患者さん。
8月14日、右胸部痛が出現、2日前にトリガーポイント治療を行なった腰部の辺りが腫れぼったい感じがする。
18日受診、右第6強神経(Th6)の帯状疱疹と診断。
第5~8胸椎レベルの多裂筋/回旋筋に右胸部痛を誘発するトリガーポイントを確認。(図7)

図7(●疼痛部位 ●皮疹部位 ×トリガーポイント)
図7(疼痛部位 皮疹部位 ×トリガーポイント)

抗ウイルス薬を処方し、トリガーポイント治療を行なう。
強い痛みは改善したが、痛みが残存していたため、20日に2回目のトリガーポイント治療を行ない、その後痛みは再発していない。

帯状疱疹急性期
抗ウイルス薬の投与
痛みに対しては筋膜痛の診断(罹患筋診断)を行なった上でトリガーポイント治療

帯状疱疹慢性期の痛み
筋膜痛の診断(罹患筋診断)を行なった上でトリガーポイント治療